美容師がおじさんになると売れなくなる7つの理由。

さてさて、

タイトルの「おじさん」についての定義ですが、

この記事においては、過去の栄光を語り、今のプレイヤーとしての努力をしなくなった時点を「おじさん」と定義とする。

 

美容師には様々な生き方がきっとあると思う。

もちろん美容師プレイヤーとして一生涯現役でハサミを握り続けること。

途中で独立し、軌道にのってきた段階で経営にまわり専念すること。

ヘアメイクとして、ブライダルや芸能人の方とかを、やること。

他にも様々ある。

この記事でのメインは、

 

美容師がおじさんになると売れなくなる理由について。

をメインに書いていきたいと思う。

ちなみに美容師が一生プレイヤーでいるべきだとかいう記事を書くつもりはない。どんな生き方でもありだと思うのは初めに補足しておく。

では進めて行きたいと思う。

あなた達の職場にも必ずいるだろう。

昔の栄光を聞いてもないのにアツク語り出す、今たいして売れてない偉い人。

新卒や1年目2年目のアシスタントからしたら「なんでこんな偉そうなのか?」

という感じだろうか?

社歴がそこそこある中堅スタイリストや店長、副店長からしたら、「めんどくせーな。」

という感じだろうか?

だんだん実力主義的になり、

年功序列的考えが少しずつ当てはまりづらくなる世の中の風潮ではあるが、

まだまだ年功序列的古い考えが蔓延してる日本である。
美容師業界もそうだろう。
初めに誤解を恐れず言うが、

美容師として会社に勤め、

肩書きを持ち、マネージメントや教育、経営にかかわっていてプレイヤーにあてる時間が少なくなっている、優秀な人。

は過去の栄光にはすがらない。

なぜか?

意味がないからだ。

営利団体としてこの世で商売をしてる以上、

過去の栄光なんかには1ミリも意味はない。

大事なのは今であり、未来だけだ。

それを諦め、時代や若者のせいにして呑み屋で過去の栄光を語っている時間には何の意味もない。

そしてそんなやつは企業にとってはマイナスしかない。

脱線したが本編に、戻ろうと思う。

なぜおじさんになると売れなくなるのか?
そこには自らの責任と、不可抗力的理由がいくつかあるので語っていきたいと思う。

まずその1.調子にのる。

特に男性にありがちだと思うが、

男はプライドが高い生き物だ。

なので肩書きに弱い。

そして承認欲求に貪欲な生き物だ。

人から認められる事に何よりの快感を覚える。

若い頃売り上げを上げて上り詰めたその位置ではあるのだろうが、

だんだん肩書きの方が大事になり始める。

そうなった時点で、プレイヤーとしてより、肩書きをあげる事に注視するようになる。

プレイヤーとして努力するより、より高い承認欲求を会社の人間から受けたくなると、

一気にプレイヤーであり続けることの意味を見失う。

だが、

美容師プレイヤーとしてハサミを握り続けることは、超難しい。

それが10年間の離職率92%、40代以上の美容師6%という美容師業界の理由だ。

そんだけサバイバルなこの美容師という職業で、プレイヤーとしての努力をしなくなるということは、

自分の会社を今の激動のこの時代に自分の死ぬまで存続させる気合と根性と覚悟が必要だ。

この利益率の低い美容室という業態で会社を存続させる事の難易度の方が個人的には高いと思う。
その覚悟があれば別だが、この業界でプレイヤーとしての努力をしなくなれば、

落ちるのは一瞬だ。

売り上げが落ちるのも一瞬。

一時の承認欲求に惑わされてる場合ではない。

理由その2.加齢による過信。

人は歳をとると、どんどん自分に甘くなる。

人に甘く他人に厳しいという人間の構造上しょうがない部分もあるが、

美容師は職人だし接客業だ、

積み重ねてきた努力と結果からでる自信が過信になった時点で危険だ。

積み重ねて来た努力と結果も大事だがいつでも一番大事なのは、

目の前のお客様の要望であり悩みだ。

その要望や悩みを過信は盲目にさせる。

お客様の要望や悩みより自分の過去の経験上の成功パターンを重視する時点で、自分の持って行きたい方向にカウンセリングで強引に持っていくバイアスがかかる。

これに気づけないといつのまにか、お客様の要望や悩みの解決より、自分の作りたいスタイルを作る事になる。

よく50代や40代の肩書きのあるベテラン美容師さんに10代や20代の子がカットを頼むと、「古臭くなって最悪。」という現象が、おこるのはこのためだ。

そんなお客様はもうもどってこないたろう。

又、長く通ってくれてるお客様の要望もだんだんきかなくなる。

知らず知らず自分でも気づかないうちに…。

そうしてだんだん売り上げが下がっていく。

過信は人の心に気づけなくなる。

過信は努力しなくなる。

過信は勉強しなくなる。

過信は時代にうとくなる。

過信は自分に甘くなる。

過去からの積み重ねるプライドと自信は必要ない。

大事なのはいつだって目の前のお客様を見る事だ。

いつまでも謙虚でいる事。

自分を見張ることが大切だ。

その3.体力的限界。

美容師は実に利益率の低い仕事だ。

その美容師で売り上げをあげようとすると、時間を犠牲にする感じになるのが一般的だ。

時間的な生産性を大事にしないと、

どこまででも時間を仕事に奪われてしまう。

時間を奪われすぎると生活が不摂生になる。

そんな不摂生な生活を十なん年も続けていくと、

やがて体が壊れ始め体力的な限界がくる。

そうなったらもう遅い、

腰を壊し、腱鞘炎になり、業務に支障をきたす。

時間的生産性に目を向け、いかに時間を奪われすぎないようにし、浮いた時間で健康に気をつけないとやがて体力的限界が来て、美容師をプレイヤーとして続けられなくなる。

30代を超えたら、健康に気をつけ、体力をつけるのも美容師をプレイヤーとして続けていく大事な事になる。

その4.挑戦をしなくなる。

人は弱い。

歳をとればとるほどに、新しい事にチャレンジする事が億劫になり、恐くなる。

なぜなら失敗するかもしれないからだ。

プライドや肩書きとかもあり失敗できなくなることもあるだろうし、

家族を、守るために失敗できなくなるのもあるだろう。
だがそれは間違った考えだ。

失敗しないという事は、成功もしないという事だ。

なぜなら新しい事にチャレンジしないから失敗しないというだけの事だからだ。

時代は変わるし、人も変わる、流行も変わるし、世界も変わる。

美容師という仕事だってもちろん変わる。

チャレンジできなくなったらその先には緩やかな衰退しかない。
おおいに新しい事にチャレンジし、おおいに失敗する。

その中でちょっと成功する。

それを育てていく。

そのサイクルから抜けだ時点で、
売り上げは確実に下がっていくだろう。

 

その5.見た目の先入観。

どうやったって歳老いていく。

見た目も老いていく。

その時に、

みすぼらしく老いていくのか、

かっこよく歳を重ねていくのか。

歳の取り方もデザインしなければ、

はじめてのお客様にとってはおじさんは先入観でマイナスになるのではないか…

先入観を覆すのはなかなか難しい。

カッコイイおじさんになるのも仕事だろう。

 

その6.新規フリー客に入れない。

美容室が増えすぎた事により、

どこのお店も新規集客に苦しんでいる。

そんな時代もあって新規フリーのお客様には、

新人が入っていく事が多いいと思う。

ベテランになればなるほど

新規フリーのお客様に入るチャンスが減るだろう、

そうなると、お客様はリピート率100パーセントでない限り、緩やかに減っていく。

そんな時に新規指名をとれないベテランは緩やかに売り上げが、減っていく。

若手にお客様を譲るのを言い訳に甘えてないで新規指名をとる努力ができなければ、その先に待ってるのは、衰退しかない。

 

 

その7.プレイヤーから経営者になる。

ある程度年齢を重ねると…
やがて婚期が訪れる。

美容師の平均年収は284万円だ。

結婚して子供が生まれるタイミングでもしプレイヤーとして売れてなければ、給料は20万ちょいという事になる。

それでは家族を養っていけない。
そんなタイミングで独立せざるを得なくて独立を選ぶ人はたくさんいる。

いいと思う。

雇われの時と違い、

独立すれば

お店の売り上げが自分の給料に反映される。

そうなった時にプレイヤーとしてよりお店(会社)としての視点になる。

マネージメントや教育、集客に忙しくなるので、プレイヤーとしての自分は後回しになる。

そんな時は徐々にプレイヤーとしてより、経営者になるのではないか。

それも素敵な事だと思う。

だがプレイヤーとしての感度を保つのはきっと大変だ。

 

ここまで長々と語ってきたが、

美容師としてプレイヤーとして生涯ハサミを握り売れ続けるには、

常に謙虚に。過信せず自分を疑う。自分を見張る。新しい事に常にチャレンジし、一生勉強し続ける事。

それが、無意識的にできてる人、意識的にやっている人。

そういう人しか生涯売れ続ける事は出来ないのではないでしょうか?

まっここまでいろいろ言ってきたが、この仕事はプレイヤーだけが全てではないし売り上げだけが全てではない事は改めて補足しておく。

参考になればと思います。


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