さてさて、
皆さんは自己欺瞞(ジコギマン)という言葉を知っているだろうか?
意味を知っているだろうか?
自己欺瞞とは
自分を欺(あざむ)く事。しかも無意識に自覚なく自分の本心と背く事をし、背いた事を自分の中で正当化する事。自分を欺き騙す事。
私は最近この本を読み自己欺瞞について知った。
常々私は
人は
【なぜこんなに自分に甘くて人に厳しいのか?】
という事を思っていたし、
私自身も口や態度にはださないからあまりバレてないが
心の中では【自分に甘くて人に厳しい。】
だがそれは表立ってそんな事をしていては人間関係において悪い循環しか起きない事は分かっているので
表面的には
【自分に甘くて人にも甘い】
感じでやっている。
そっちの方が職場での人間関係に波風は立たない。
だがマネージメントをする上ではそれはなんの改善策にも繋がらない。
逃げでしかない。
話を戻すが
美容室では度々、
【自分に甘くて人に厳しい】
人がいる。
これは美容室以外のほとんどの職場でごく普通にいるだろうし、
それを全力で外に出すか私のように自分の心の中だけにとどめておくかによっても
わかりやすい人、わかりづらい人がいると思うがほとんど全ての社会でよくある事かと思う。
そして
【自分に甘くて人に厳しい】
人が経営者や管理職などの力が大きい側にいると
瞬く間に
不満があちこちで勃発する。
不満があちこちで勃発すると美容室で言えばチームワークが悪くなったり、サロンの雰囲気が悪くなる。離職者も出るだろう。
ではこの自己欺瞞の病とはどういうものなのかというと…
例えば
入社前にやる気に満ちあふれ
「この会社で1番売り上げのある美容師になれるよー死ぬ気で頑張るゾォー」
入社後、なかなか売り上げが伸び悩むと…
「この会社はダメだ!!こんなクソみたいな会社では売り上げなんか伸びるはずがない」
コレも典型的な自己欺瞞なのである。
1.まず入社前に死ぬ気で頑張ると自分に言い聞かせてた自分。
2.死ぬ気で頑張れない自分
ココ→【死ぬ気で頑張れない自分をなんとか正当化したい】
3.自分が頑張れないのは会社のせいだ!!
ココ→【頑張れない自分を正当化するために会社のせいにする】
4.自分が売り上がらない理由を会社のせいにすり替えてそれをみんなの前で自分は悪くないと正当化するために社内で愚痴として言いまわる。
ココ→【周囲に自分のせいではないと知らせない
とメンツがたたないので愚痴としていいまわる】
5.この愚痴が周りに伝染しお店の雰囲気が悪くなる。
コレがよくある美容室での自己欺瞞だ。
例えば普段営業していて、
周りのスタッフが忙しく働いてる中で自分だけ暇な時があったとする。
1.あそこのヘルプに入った方がいいと思う。
2.でもなんとなくめんどくさくてヘルプに入らなかった。
ここ→【助けようとした自分を裏切る】
3.自分のヘルプにもあいつは入ってくれないし、入らなくていっか。あいつの方が後輩だし。
ここ→【ヘルプに行かない自分を正当化する。】
4.ていうかあいつは自分の事ばかりで周りを見ないやつだ。
ココ→【自分でも気づかない間に自分をより正当化するために相手を批判する気持ちが強くなる。】
5.周りからはなぜ空いてるのにヘルプに入らないのかという不満になるし、自分は入らない自分を正当化するために敵をつくる悪循環になる。
この場合だと最初は忙しそうなスタッフを、手伝おうと考えてたのに最終的には手伝わないばかりか相手を批判し始めた。
そして周りの不満も募る。
これも美容室でよくある自己欺瞞な一連の、流れだろう。
このように、
最初に自分が思ってた心。
コレができなかった時【自分の心を裏切る】
自分でも気づかないうちにできなかった自分を正当化するために、【問題をすり替える】
問題を自分以外の何かとか誰かのせいにする。
自分が悪くない事を周りに認知してもらいたくて愚痴や態度で周りに知らせる。
そしてこのマイナスの空気が周りに伝染する。
コレを自分でも気づかない無意識かでやる事。
コレが自己欺瞞の病なのだ。
コレは
日常のあらゆる事で起こり得る事だ。
自分の最初決めてたコトを自分が裏切る。
この時に自分のせいではないと正当化する理由をあちこちから見つけて、
それを言いふらす。
この一連の流れをこの本で知った時に私は、
前からずっと思ってた謎が解けて感動してしまった。
過去にもちろんそんな時も私自身あったし、
今でももしかしたらあるのかもしれない。
周りを見ていても、
なぜ人はこんなにも愚痴ばかり言っていて
常に自分以外の何かとか誰かとかのせいにしているのか?
なぜ至らない自分を棚に上げて、
何かとか誰かの文句ばかり言っているのか。
これは全て自分でも無意識におきていて、
自分でも気づいてない、
自分が自分を裏切る時に起きる、
自分を正当化するための鎧なのだ。
この病が進行すると、
自分でも気づかないうちに自分を正当化する鎧がどんどん分厚くなり、
自分の気に入らないこと全てが誰かとか何かのせいになり、
自分を正当化するための悪い材料を常に探すようになる。
もはや売り上げを上げるとか上げないとか関係なく自分を正当化する材料を探すためだけに常に周りのアラを探しながら働くようになる。
これではお店の雰囲気や働き心地は悪くなる一方。
で、
この事自体はよくありがちな事。
私が思うにこの
自己欺瞞という病を全員が知っているか知らないかだけでも随分美容室の雰囲気が変わるのではないか?
働く上でのストレスが減るのではないか?
もし自分が
何かとか誰かの愚痴や文句を言いたい時、
この自己欺瞞という病を知っていれば
その裏にはもしかしたら自分の本当の心を裏切っている自分がいるのではないか?自分を正当化しようとしているだけではないか?
そう自分の中に問い正す事ができる。
もしスタッフの中に常に誰かとか何かとかのせいにばかりして愚痴ばっかり言っている人がいれば、自己欺瞞の病にかかっていると全員で共有し、そのスタッフの正当化の鎧を剥がして救い出せるのではないか?
そのスタッフの愚痴が周りに伝染するのを防ぐ事が、できるのではないか?
あなた自身、もしくはあなたの周りに常に誰かとか何かの文句や愚痴ばかりの人がいれば是非この本を読んでみてほしい。
何かのヒントになるかもしれない。
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