2019年こんなに美容室が潰れた理由を考える。

さっさてさて、

無事に2018年の美容室倒産件数過去最高を

さらに更新した2019年!!

「理容業・美容業」の倒産が急増、過去最多を更新

あけて2020年

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

貴サロンはどんな状況でしょうか?

これからもますますこの勢いは増すでしょう。

今日はなぜどんどん美容室は潰れているのか?

そんな話。

僕の仮説を展開していきたいと思います。

このリンク先のデータって外から見たとってもざっくりした視点だと思うんですよね^_^

なのでがっつり中からの視点で今日は肌感をもとに仮説を立てていくわけなのですが、

普通に考えたら美容室は売り上げが上がらなければ潰れる。

そうですよね?

でもね、それってまぁそうなんですけど、

もっと深掘りすると美容室は今【人】で潰れてる訳ですね。

どういう事かというと、

美容室っていうのは、お客さん1人やっていくらっていう典型的な労働集約型産業。

労働集約型ってのは簡単にいうと

利益をあげるのに、その大部分が人の働きに頼るしかないっていう仕事な訳なんですね^_^

つまり美容室は超超超労働集約型産業。

なんですね。

人に始まり人に終わる。

機械やコンピューターに頼れる部分は少なく人に頼らざるを得ないので

効率が悪く、利益率も悪い。なので利益も少ない。よって収入も低い。

まぁそのおかげでAIによるマルっと業界ごと代替えは他業種よりは先だと思うのですが…

っでつまり、

倒産する時はいつだって【人】なんですよね。

【人】の質。

ここをサボりだすとすぐ潰れます。

マジで。

これはでも今までも過去ずっとそうだった訳なんですが、

なんでここに来て最近こんなに美容室の倒産が多いのかっていうと…

この世界の基本は需要と供給のバランスで成り立つ訳なんで、

美容室業界も需要と供給のバランスで成り立つ訳ですね。

っでここからが大事なんですけど、

この需要と供給のバランスが近年どんどん変わってきているって事なんですよね。

まず第一に。

美容室の価格帯と価格帯を求めるお客さんの比率が変わった。

例えば

まぁ何年か前までは

カットカラーは大体1万円くらいの価格帯の美容室が多かった。

その中にほんのちょっとの超低価格サロン、業務委託サロンがあった。

それから何年も経ち、

超低価格の業務委託サロンやフリーランスの個人事業主の美容師さん達がどんどん増えて、

美容室の価格帯をどんどんおし下げてきた。

当然お客さんサイドのカットカラーの価格帯の価値観もいろんな広告(ホットペッパーのクーポンやミニモ、インスタグラムなど)を見てる間に自然にどんどん下がっていき、その下げた価格帯が当たり前になってきた。

その価値観がまぁ新規クーポンカットカラー3500円とか5000円とか8000円とかカオスな価格帯になった。

っとした時に、

今までの従来の美容室。

カットカラー1万円くらいでやってた美容室が集客できなくなった。

そこで新規クーポンの値段を下げて、

業務委託サロンやフリーランス美容師さん達の価格にちょっと合わせて来た時に!!

業務委託サロンは超戦略的に、

スタイル。クーポン。ホットペッパー掲載プラン。口コミ。とにかく戦略的にプロの集客チームで本気に集客にかかってきてる。スタイルもチームで可愛いやつを本気で作って撮って全店に共有してる。

つまり、広告に本気だし、広告が上手いわけなんですね。

このぞーんに、今までのほほんとやってきた従来の美容室の美容師さん達が新規クーポンの価格だけ下げたところで簡単に集客できるわけではない訳なんですね(^◇^;)。

広告を本気でやってこなかったわけですから。

ここは美容師の力はさておき、

広告の技術があるか無いかの戦いなわけです。

従来の美容室より広告に対して本気な業務委託系の方がポータルサイト上はもっとクオリティが高く魅力的に見える。

そりゃ、そうです。

プロの集客ちーむが本気で集客かけてるとこに、素人達(従来の美容室)が価格帯だけ下げてきても勝てないわけですね。

でも従来の美容室の美容師さん達はクーポンさえ下げれば新規集客できると思ってた。

半ば値段さえ下げれば私達だって集客できる!!最後の望みだったしそれが心の支えだった。

でも中途半端にちょっと値段を下げて寄せてきても、新規クーポンの価格は業務委託系(雇ってない系)ほど下げ切れるわけではない。ホットペッパーの使い方も業務委託系ほど上手くない。

勝ち目が無いわけなんですね。

そこにきて最近だと業務委託系も進化してるとこが出始め、

単価が上がり始めている。

そうなってくると、

価格を下げた従来の美容室(雇ってる系)と単価が上がってきてる業務委託系(雇ってない系)で価格帯が入り混じる又は均衡するようになってきた。

カットカラー1万円以下の価格帯は、

雇ってる系(従来の美容室)と雇ってない系(業務委託とか、シェアサロンとか面貸しとか)のバーサスでカオスになっていて、

そーなってきた時に、

勝ち目は断然運営コストの少ない業務委託系(雇ってない系)であり、

社会保険料と消費税、アシスタントの給料などのその他もろもろのコストがかかる従来の美容室(雇ってる系)は経営的にもスタッフの心の体力的にも消耗していくわけです。

するとどーなるか?

価格を下げてもカオスゾーンで勝てない従来の美容室の美容師さん達は、

雇ってない系に転職するわけです。

だってね、転職すれば

・もはや単価もそんなに大きくは変わらない。

・収入は今より上がる

・時間の融通が今よりききそう。

・自分で集客しなくていい。

・教育しなくていい。

・マンツーマンでやれる。

そりゃー転職するでしょ?

そーなってくるとカオスゾーンで勝てない従来の美容室(雇ってる系)からどんどんスタッフが(雇ってない系)に抜けていく。

何店舗もあった美容室はどんどん【人】がいなくなり店舗数を少なくして縮小していく。

将来の夢にコスト的レバレッジをかけてた1店舗の個人店は人がいなくなり負のスパイラルにおちいり倒産する。

これが、2019年の美容室倒産トレンドなのてば無いかと僕は思うんですよね。

今は小規模の、零細企業=個人店が主な倒産ですが、

ここからはじわじわと中規模の数店舗経営のサロンでの【人】の離職が少しずつでも確実に進み2020年2021年と、この倒産のトレンドはどんどん大きくなっていくのでは無いでしょうか?

では従来の雇ってる系のサロンはどうしたらいいのか?

はじめにも言った通り、

美容室経営は

人に始まり人に終わるわけです。

カットカラー1万円以下を望むお客さんゾーンとその価格帯の美容室は増えていくとは思います。

でもここも需要と供給で供給過多になる日が絶対来る。

そーなってくるとこのカオスゾーンでも淘汰がどんどん加速するわけですね。

だから、

このカオスゾーンに参入するのではなく、

カットカラー1万円以上の価格帯。

値段より満足度を重視するゾーン。

ここで勝てる人を作っていく。

ここで勝てる人を作る教育の再現性を上げてそれをサロンの文化にする。

そしたらカオスゾーンとは、無縁の安定経営がしばらくは手に入るはずです。

教育をするサロンがどんどん減ってるからこそ、

教育で、ずば抜けた強い人を育てていく。

強い人とは

集客力。傾聴力。技術力。協調力。

のある人。

ここにこれからの活路があるんじゃないでしょうか?^_^

参考にしてみて下さい^_^

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