さっさてさて、
皆さんのお客さんはどんな理由の来店理由が多いいだろうか?
美容師を長く続けていると、
自分とともにお客さんも歳を取っていく。
この美容師業界の平均年齢は約30歳と言われている。比較的に若いし、ほとんどの美容師が若いうちに辞めてしまう。
なのであまり若い美容師は体感的に明確に気づいていないかもしれないが、
歳をとるごとに来店理由が
デザインからお悩み解決に比重が移っていく!!
お客さんの来店理由は大きく分けるとだいたい3つ。
・やりたいデザインがある。
・メンテナンス。
・悩みがありそれを解決したい。
説明していく
・やりたいデザインがある。
これは言葉のままだが明確に自分がこの髪型、髪色、になってみたい。
そういう髪型がある場合だ。
この場合に、美容師が考えないといけないアプローチとして、
なぜこのデザインにしたいのか?
これを深く突っ込む必要がある。
【1.】単純に好み
→この場合はこのデザインの1番どこが気にいっていてこのデザインになりたいのかを更に突っ込む。髪色なのか?前髪なのか?襟足なのか?ウェーブの感じなのか?ここを明確にしてその第1位の部分を絶対に外さないようにする。
ここを、明確にせずにハサミを入れると危険だ。
例えばお客さんが本当はカラーが絶妙でこのデザインにしたいと言ってたとする。
なのに美容師が髪型の完コピにこだわり髪色がちょっと違う。
そーなるといくら髪型のデザインを完コピしても満足度は下がる。
【2.】お客さんが仮説をたてて、このデザインにすれば悩みが解決できるのでは?と考えたデザインな場合。
→まずはなぜこのデザインがいいのかを掘り下げる。
例えばトップが短めのショートだった場合。絶壁を気にしているからお客さんがトップを短くすれば絶壁が解消されるのでは?っと仮説を立ててこのデザインにしたいっと言ってる場合がある。そういう場合は実はデザインよりお悩みを解決する方が大事だったりする。なのでアプローチとしてはデザインよりお悩み解決の理想と現実を説明する。そして具体的に本当にお悩みを解決するプランを提案する。
例えばショートならともかくロングで絶壁を気にしてトップにレイヤーを入れたところで相当ハイレイヤーにしないとふんわりなんてしないしそれだと昔っぽいデザインになってしまう。
お悩み解決を軸に理想と現実.メリットとデメリットを説明し、
この場合だとトップにハイレイヤーを入れる事にこだわらず、ふんわりするスタイリングの仕方をしつかり説明した方が満足度が上がる。
・メンテナンス
単純にプリンが気になる。伸ばしてるけど毛先の傷みが気になる。そろそろずっと行ってないから行くかって感じでの来店。
この場合のアプローチは、多少提案がつまんなくなってもお客さんが今は変化を求めてないので、変化ではなくメンテナンスに集中する。
無理してスタイルチェンジを提案したり、
リタッチでいいのに毛先まで染めてダメージさせたり、
整えてくださいとのオーダーで毛先5センチ切ったりとかすると、
逆に(何してくれてんねん!!)っと満足度が下がる可能性が高い。
・悩みがありそれを解決したい。
これは先ほどの
やりたいデザインがある【2.】
に近いがもっと悩みに対する比重がデカイ場合が多いい。
この場合のアプローチは
【2.】の場合お客さんの小さい悩み→仮説→デザインがあった場合。
この場合はデカイ悩み→!?
デカイ悩みを解決するためにやんわり程度の仮説しかなく、デザインは特に明確でない場合が多いい。
なのでまず悩みを深く聞きデザインの優先順位は最後でいい!!
そしてその悩みを解決する方法を完璧な順に説明して行く。
完璧な順とは
長さやデザインとかメニュー(かかる時間とか料金)とか一切考えずに本当に悩みを解決するにはの最善の方法だ。
その中で、
長さの条件やメニュー(かかる時間やお金)に対するお客さんの温度感を確かめて行く。
本当に解決したい悩みがある場合は、解決できるなら長さやメニューも全てお任せになるし、
例えば
ショートにするくらいならこの悩みの解決は妥協する。
こんなにお金がかかるくらいならこの悩みの解決は妥協する。
とかお悩み解決に対する温度感が見えてくる。
なのでその範囲内でできるお悩み解決の最善を提案する。
ここで大事なのは、
安請け合いはせず、
メリットとデメリットをしっかり全部説明しながら本気で解決したいのなら、これが必要っていう最善の最高のメニューの全てから提案する事。
長さやメニュー(かかる時間やお金)から美容師サイドからまさかここまではしないだろうと想像して遠慮して提案しない事が1番良くない。
悩みの解決はとても優先度が高いのだ。
いかがだろうか?
みなさんは今日のお客さんの今の来店理由を明確に考えているだろうか?
同じお客さんでも来店理由はその時々によって変わる。常にその来店理由を毎回的確に察知して、アプローチをオーダーメイドに対応させる。
そうしないとあなたの大切なお客さんはいつか失客する。
お客さんが貯まらないとあなたは永久に売れない。
あなたが相手をしているのは人間だ。
自分のバイアスにとらわれず、常にその時のお客さんゴトにオーダーメイドに対応する力が美容師には必要だ。
参考にしてほしい。
*このメディアは【本気で一生美容師で飯を食っていく覚悟のある美容師さん限定のコアな美容師専用メディアです。】一般ウケはねらってませんし、読者は共感いただける方だけで結構です。ご意見は生産的なものに関しては受け付けてますが、ただの個人的マスターベーション的な批判は一切受け付けてません。読んでもらわなくて結構。予めご了承ください。
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